

中学受験で個別指導塾を有効に活用する方法をまとめるとこうだ。@集団塾と併用し、苦手教科だけを個別指導で補強する。A中学受験経験のある中高校の卒業生を頼む。B値切る、または時間単価の安い塾で探す。C授業内容をチェックし、信用できない場合はすぐに担当講師と面談をするか、講師を変更する。ちなみに紹介したのは「少し裕福だけど普通の家庭」が中学受験のために個別指導塾の利用を検討しようと考えたときを想定して書いた。年間三〇〇万円以上塾代にかけられるのであれば、集団指導塾にいっさい頼ることなく個別指導または家庭教師で本当のプロ講師を雇い、それで成功することも十分にありうると付け加えておこう。
現代国語も東大のものは難しいとされるが、社会人にはかなり有利だろう。そして、数学は、大学に入ってからいわゆる高等数学を学んだ人には相当有利なようだ。別に高校までで習ったやり方を使う必要はないのだ。実際、私の理Vの同級生には二人も東大の数学科出身者がいた。だからあえて、センター試験が重視されたり、二次試験の問題が易しい地方の国立大学を目指したりするより、いわゆる難関校でも入試問題と自分との相性がいい大学を目指したほうが合格の可能性が高いかもしれない。そういう意味では、とくに文系であれば、もう一度ハイレベルな勉強をするために(それに教授陣が応えられるかどうかは疑問だが)東大を受けなおすというのも、社会人には面白い選択かもしれない。英語や国語が易しく感じられることも十分ありうるし、社会科も論述重視なので、暗記しなければいけない内容が比較的少ない。むしろ論述問題なら、社会人のほうが有利なことも多い。現役時代、東大が夢だった人にも、意外と身近に感じられるかもしれないのだ。そういうふうに考えると、社会人の再大学受験にはさまざまな夢がある。受ける前から諦めないで、様々な勉強法を用いて、さまざまな可能性を求めて再チャレンジというのも悪くないだろう。
一度、チケット制自由予約をうたい文句にしている英会話スクールに行ってみたことがあります。自由予約制というのは、そのレッスンに参加する生徒がかなり直前になるまでわからないはずです。どう授業準備をしているのか、前々から不思議に思っていたのです。モデルレッスンを受けてみてわかりました。レッスンを担当したネイティブの講師は少し話したあと、テキストといっしょに分厚いティーチングマニュアルももってきたのです。横目でちらちらのぞくと、その課の全体の進め方だけでなく、どんな質問をするかなど事細かに書いてあります。それを見ながらそのとおりにレッスンを展開していたのです。いくら詳細なマニュアルでも、これは授業準備がほとんどされていないのと同じで、生徒一人一人に合った対応など望むべくもありません。これで少なくない授業料をとっていたわけです。
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